材料紹介

太平洋ミネラルファイバー・粒状綿

太平洋ミネラルファイバーは、太平洋マテリアルが製造するロックウールおおびロックウール製品の総称です。ロックウールとは、高炉スラグ・珪石を主原料とし、これを高熱で溶融したものを、遠心力や圧縮空気で吹き飛ばし、細かい繊維状にした非晶質の人造鉱物繊維のことをいい、アスベスト（石綿）とは異なるものです。

鉱石からつくられた繊維であるため絶対に燃えません。

繊維間に緻密な空気を大量に含んでいるため、熱を伝えにくい。

空隙があるため広周波域にわたって高い吸音率を示します。

ガス給湯器等の保温用材料。

「マキベエ」は、巻き付けタイプの耐火被覆材です。
表面には着色不織布を施され、耐火材には耐熱ロックウールを採用しています。
施工も簡単で専用固定ピンをスタッド溶接し材料を固定する工法。
これにより、従来の耐火被覆材にはない安定した品質、施工性、作業環境が得られます。

吹き付け耐火被覆材と異なり、施工中の発塵がほとんどありません。そのため作業環境がクリーンになるので他作業との並行工事も可能になり、工期短縮が図れます。また、表面に不織布を施してあるため、施工後の発塵もほとんどなく、リターンダクトに対して最適です。

工場製品のため品質が安定しているとともに、無機繊維のために経年変化もほとんどありません。
また、固定ピンを鉄骨にスタッド溶接することによる確実な取り付けのため、施工者の技量に左右されることなく、高い耐火性能が確保できます。

着色不織布による仕上がりは、従来の耐火被覆材にはない仕上がり感が得られます。また、カラー品の要求にも対応できるので、準仕上げを要求する箇所にも最適です。

工場でプレカットを行うことで現場廃材も少なくできます。製造エネルギーも少なく、生産から施工まで一貫して地球環境を考えている耐火被覆材です。